何かの小説風。

2003年4月3日
なぜ、僕はココに居るのでしょう。

目の前にあるのは、大きな城。
その前に、湖らしきものも見えるけど。

で、そこに向かって、人がぞろぞろと歩いている。
その姿は、何か、混雑しているものの列を彷彿とさせる。

多分、僕もこの列についていけばいいんだとは思うけれど。

で、ココはどこですか?
「…貴方、何で進まないの?早くしないと遅れるわよ?」
後ろから、声をかけられた。英語で。
長めの金髪の、多分、女の子。
年は、多分僕と同じくらい。…外国の人だから、よく解らないけれど。
「ほらっ」
ぼけーっとしていた僕は、その子に手を引っ張られた。

…とりあえず、あの城に辿り着けばいいらしい。

1つだけ、聞かせてほしいことがあった。
たずねてみよう、と思う。
「で、ココはどこなの?」

かつん、と爽快な音を立てて、彼女は歩くのを止めた。
「貴方、知らないで来たの?」
「うん…」
笑えないことなのだけれど、僕の口には、笑みがこぼれていた。
彼女が、大きく溜息をつく。

そんな間にも、ぞろぞろと、他の人が進んでいく。

「多分、あそこについたら思い出すわ」
馬鹿でもね、と付け足すと、彼女は再び歩き出した。

…なぜ、僕はココがどこか思い出せないんだろう。
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誰かこの大ボケな子に現在位置を教えてやってください。
というところですか?(聞くな)

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